2021/11/09 21:24

イチゴのマルチかけも終わり、しばらくイチゴハウスから目を離すことができます。

 

というわけで手が空いているうちに稲刈りをはじめようと思います。

  

稲も風と雨に晒されてちょっと寝ていますが概ね良好!

 

農薬をほぼ使っていないので、部分的に稗(ひえ)などに侵食されていたりします。

  

ちなみに使った農薬は以下の通りです。 

  

★オリゼメート

  

【オリゼメートの特徴】

~殺菌しない~

オリゼメートの主成分である「プロベナゾール」には殺菌作用はありません。

プロベナゾールは、薬剤の力によって病原菌を殺すのではなく、本来植物が持っている抵抗力を上げ、植物の力によって菌を抑制します。

参考)

プロベナゾール開発秘話と今後の展望

(念のためURLも…→「http://www.jppn.ne.jp/jpp/s_mokuji/20150814.pdf」)

オリゼメートによる野菜の病害防除

 

  

★クリンチャーバス

  

【クリンチャーバスMEの特徴】

クリンチャーバスはノビエや広葉雑草に高い効果を発揮する除草剤です。

  

シハロホップブチル3.0%、ベンタゾンナトリウム塩20.0%を主成分とします。

  

シハロホップブチルは散布後速やかに分解され不活性化されます。

  

ベンタゾンナトリウム塩は稲への残留がない(極めて少ない)成分です。

  

散布後60日後に収穫した稲での残留農薬の調査の結果、麦わらには0.04mg/kg、可食部には検出不可(定量限界以下)でした。(ベンタゾン農薬評価書より)

  

水稲への影響が極めて少ない上に人畜毒性は普通物(毒劇物に該当しない)で、人が誤飲した場合でも毒性が非常に低いとされています。

  

安全性は高いですが、散布後3日以内に雨が降るとほぼ効果がなくなってしまうので少し扱が難しいです。

  

参考)

クリンチャーバス安全データシート

日産科学株式会社日産クリンチャーバスME液剤

ベンタゾン農薬評価書(食品安全委員会)

  

この方法で作ると精米せず玄米のまま食べても安心です。

  

自分も精米せずに玄米のまま炊いて豊富なミネラルを堪能しています。

  

  

理想通りとはいきませんでしたが(そもそも農薬をほとんど使わず理想通りは無理…!)、見た感じの出来高としては病気も少なくいい感じです。

  

あとは刈ってみてからのお楽しみです!

 

とりあえず早く今年の米を食べたいです。